ハクチョウノミズウミ

雑多なごった煮。

【シンデレラ7th名古屋】食わず嫌いしてたアイマスのライブに行ってみたら結構楽しかった話

楽しかった

大体タイトルの通りです。なので以降は私のどうでもいいお気持ち表明もどきです。

最初に、私は一応小日向美穂『推し』(プロデューサーとは言わない)で、P.C.S. ファンなので、それなりにデレマスも好きだよということは言っておきます。

私はいわゆる楽曲派でクソ声豚でライブキッズなので、『その場でしかできない音楽』、すなわち生音であることがライブの醍醐味だと思っていて、なので音源流して歌ってるだけのアイマスのライブって楽しいか?と思ってたんですよね。(そういう意味で ANIMAX MUSIX は貴重だと思っている)
なので私は数年前からずっと「生バンドでアイマスライブやれ」と言い続けていました。まあ大阪で実現するんですが…。

とはいえ一度もライブ行ってないくせに批評するのもどうかと思って、それと名古屋公演が "Funky Dancing!" と銘打っているのもあり、ブラックミュージック系のいわゆるノれる曲大好きな私は「片方当たればいいかなー」くらいの軽い気持ちでプレオーダーに申し込んだわけです。

まさか土日とも当たるとはね…。

名古屋は今年の晩冬に星野源を見に、まさにナゴヤドームに来たというのもあって特に目新しさもないし、発券ガチャも大外れの5階席だったので、とりあえずその場の雰囲気を楽しみに行くかーというそこまで高くないモチベで向かいました。
(ちなみに『そこまで高くないモチベ』と書いたのは、その前にあったバンナムフェス2日目で『カレーとハンバーグとステーキ、それぞれ美味いんだから一緒に食ったらもっと美味いだろ!!』とでも言いたげな頭の悪い(褒め言葉)ライブを見てしまって、モチベゼロというわけにもいかなくなったからです)

が、予想以上に面白かった。
まあ既にいくつも出ているお気持ち表明で言われているように、『アイドル』を『プロデュース』しに来ている『プロデューサー』にとっては不満が残るであろう内容だったのは理解できます。が、私はシンデレラガールズという『アーティスト』の音楽を楽しみに来た『オタク』だったので、刺さりに刺さりました。愛してるぞ、JUNGO。

とりとめのない序文になってしまいましたが、ここから各曲の感想と2日間を通して感じたことを書こうと思います。

1日目

ミラーボール・ラブ

イノタクしか勝たん。

頭からこれ持ってくるとか頭おかしいんか???好き。
「Ah Ah Ah」の2回目の Ah の音がめちゃエモだと思うの。
フルバージョンの配信早くしてくれ。救える命がある。

Tulip

ごめん、オリメン揃ってたバンナムフェスには勝てんかった。
のぐちゆりさん、声が曲調と完全に合ってないのを飲み込んだ上でちゃんと雫らしさを出してて大変良かった。

ミツボシ☆☆★ -Happily Ever After Remix-

TO D@NCE TO を会場限定販売にしたの今でも許してねえからな。
リミックスだから歌いづらいと思うんだけどそこはさすがの原紗友里さんでした。

ショコラ・ティアラ -Before Sunrise Remix-

TO D@NCE TO で一番好き!!!!!!!!!がライブに向いてない!!!!!!!
ROUNDTABLE の Groovin' Magic 感ない?ってかコード同じだよね?
いわゆる渋谷系リミックスで最高なんですよね。
CI 揃ってるのもエモだった。

輝く世界の魔法 -Magical Step Forward Remix-

リミックスだけど TO D@NCE TO じゃないんだよなこれ。
好きなんだけどライブ向きじゃないなあって思った。
「中島(由貴)、顔がいい!!」って叫んでた記憶がある。

Nothing but You

メンツ強すぎ。
ただ鈴木みのりさんの歌声があまりに良すぎて、悪い意味で目立ちすぎてたように感じた。
対等に張り合えるメンツが揃うワルキューレってすげえなと。

PROUST EFFECT

藍原ことみさんヤバすぎでは????ってなった1曲目。(いや Tulip でもすごかったけど)
飯田友子佳村はるかというビジュアルクソ強2人を従えてもなお衰えない輝きに完全にやられた。
完全に一ノ瀬志希が憑依してた。

未完成の歴史

我この曲すき。
鈴木みのり安野希世乃というボーカルクソ強と一緒にされる青木志貴さんかわいそうだと思ってたけどほんとに頑張ってた。
NBY で悪目立ちしてたように感じたみのりボイスもいい感じに調和してた気がする。安野さんとバランス取れてたからかな。

Flip Flop -For SS3A Rearrange MIX-

好きなんだけどライブ向きじゃねえ。(n回目)
「Yeah Oh!」の前の間奏で会場が完全に静まるのなんかすげえキツかった。これが共感性羞恥ちゃんですか?

モーレツ★世直しギルティ!

ジャケット脱ぐのえっちすぎ。あれはダメです。ほんとに。
名古屋公演唯一のピンマイクかな?もっと軽率にピンマイク使ってほしい。 のぐちゆりさんの適度に筋肉が乗った背中が頭から離れない。

隣で連番者(弟)が鈴木絵理さんに向かって「ダメ!!それ以上脱がないで!!!」って叫んでたの最高に笑った。

イリュージョニスタ!

やっぱ秀和なんだよなああああああああああああ!!!!!!!!!!
一度でいいからビッグバンド編成でやってください…。

クレイジークレイジー

藍原ことみがすべてを過去に追いやったとしか言えない。今季最高。
髙野麻美さんとの息もピッタリで見てて安心感すらあった。

Last Kiss

我この曲すき。
背中でハートマーク作る振り付けが好きなのにマイク持ってたらできないじゃん!!クソが!!!ピンマイク導入して!!!!

踊りまくろ☆ダンシング・ナイト

ディスコだからね。これやらなきゃね。
これ振り覚えて一緒に踊ると楽しい曲だわ。

Nation Blue

よく考えたらこれオリメン一人もいねえ。
でも松井恵理子さんの曲に感じたのなんでだろ…。

夢をのぞいたら

総選挙曲、基本的に A 面がハズレでカップリングが最高なのが定石だと思ってたんですけど、この曲は好き。
(Trust me 未だに許してねえ) ってか花谷麻妃さん目が大きくてかわいいし生田輝さん飛び跳ねまくっててナターリアと解釈完全一致だしめっちゃよかったな…。

さよならアンドロメダ

演出賞です!!おめでとうございます!!!
ドームの天井に星座、柱の液晶に縦書きの歌詞と、環境戦法を惜しみなく使い切った最高の演出。
回る円形のステージに座って歌うのもよかった…。
ってか安野さんどんだけ声出るの。

サニードロップ

これめっちゃ好きなので流れた瞬間「やったー!!!!」って叫んだ。 seibin さんこれからも期待してます。
山下七海さんダンサーに引けを取らないレベルで踊れるからマジで一切不自然さを感じさせないんだよな…。

Sunshine See May

我この曲すき。サビ前でキー下げてサビで戻す系の曲に弱い。
山紫水明の二人の歌声の調和性すごくない?
(逆に NBY が浮いてたのなんだったんだろう)

とんでいっちゃいたいの

サビの4小節目で1音ずつ下がるメロディが好きです。(椎名林檎とかでよくあるやつ)
特にこれが強い!というのはなかったけど、これオリメンで見れたのラッキーだったなあ。

青空エール

飛ばないやつはサガン鳥栖ー♪
小市眞琴さんの振り付けが大きくて元気いっぱいなのすこなんだ…。

でもキックオフでボール前に蹴っ飛ばすのやめたほうがいいと思います。(面倒なサッカーオタク)

バベル

藍原ことみ強すぎって何回思わせるんだよほんと。
女の子同士が指を絡めたら実質性行為だと思っているので直視できませんでした。すみません。

Secret Day Break

曲もユニットも強すぎたという感想しか残ってない。ごめん。
ちゃんと聴いて確認したいから早く配信して…ってか次のデレステのイベントになるんだっけ。

Needle Light

ごめんコール知らなかったんだ。けど右の方にいたPが全力でコール入れてて楽しそうだったので覚えました。ありがとう名も知らぬP。

Neo Beautiful Pain

三河出身の松井恵理子さんがナゴヤドームのセンターで一人で歌う意味よ。
『どこまででも続いた』で音程無視して客煽るの大好きなのでもっとやってください。

メッセージ -Future PicoPico Remix-

ヒゲドライバー大好き…。頭ガンガン振れるリミックスをありがとう。
やっぱニュージェネなんだよなあと言うしかないパフォーマンスでした。

リトルリドル

2番のコールがわかんねえ。ごめん。でも楽しかった。
最初五十嵐裕美さんが DJ プレイするのかと思った。

スパイスパラダイス

ありがとうカレーメシ。
金子有希さんが引っ張ってる感じがしたのがなんかすげえよかった。青二のオタクなので。

無重力シャトル

コールが無限に楽しいので100億点です。
メロディの北川節もアレンジの玉屋節もどっちも楽しめる名曲です。 でもサビの微妙に早く入る『Hey!』『Ho!』が難しくて普通に表拍で入れてた。ごめん。

EZ DO DANCE

『3, 2, 1, Breakdown』で何が来るかと思ったら DJ KOO が出てきてひっくり返ってしまった。
よく考えたらこの入りって本家と同じじゃんね。これで気づいた人いるんかな?

私は幼少期から母の聴く TM NETWORK で小室節の英才教育を施されてきているので、TRF でも無条件で高まれちゃうんですよね…。
いやもうとにかく楽しかった。

Yes! Party time!!

からのこれだからな。キャストよく踊れるなほんと。 俊龍に勝てねえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!Lady Go!! のときから勝てねえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
申し訳ないけどジャンプ禁止のレギュ破っちゃったのでここで懺悔します。いやでも跳ねないの無理では????(反省ゼロ)

Stage Bye Stage

我この曲すきーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
エモいメロとノれるビートが相まって気持ちよすぎた。ってかリトルリドルからここまでの流れが完璧過ぎる。 でも手持ちマイクのせいで『音で』のスクラッチする振り付けがオミットされてたので -10 点です。

DJ タイム

完全にバテたので座って聴いてたけど近くの通路でヲタ芸やってたオタク楽しそうだったなあ。
あと音源ください。リミックスがいい。

TRUE COLORS

曲自体はとりわけ好きでも嫌いでもない…んだけどラスサビのコーラスが好きなのでやっぱり好きです。ごめん。

お願い!シンデレラ

私の言いたいことはこれです。

なんでもfwfw入れんな。

2日目

星野源 POP VIRUS Tシャツで行ったら会場近くで何人かが「星野源だ…」ってつぶやくの聞こえたからアイマス警察に刺されるのかと思った。
でもこの Tシャツ見て分かる人絶対星野源好きだろ。当日私を見かけた人、Twitter フォローお待ちしてます。

1日目と同じ曲は割愛。

Dear My Dreamers

ドームでこの曲できるのよかったよな…。『オーオオー』の掛け声が最高。

空想探査計画

我この曲すき。
個人的には『さよならアンドロメダ』と対比する曲だと思っていて、それをどっちも安野さんが歌うところが見れたの本当に僥倖としか言いようがない。

Can't Stop!!

ジュリ扇持ってこなかったことを後悔しました。ディスコなんだから警戒しておけ俺。

Hotel Moonside

イノタクしか勝たん!!!!
Extend Remix じゃないオリジナルもまた良し。
LiPPS の5人みんなパフォーマンスに安定感あって凄いなと思う。

反逆的同一性 -Rebellion Identity-

志貴くん、ところどころ音程外してて緊張してるんだな…と思いながら親みたいな感情で見守ってしまった。
曲自体もかっこよくて大好き。睦月周平にハズレ無し。 バンド編成でやれると思うし大阪でやっても良くない?

NUDIE★

佳村はるかさんあーダメダメえっちすぎます!!!!!
年齢公表してないけど30代半ばくらいですよね?それであのエロス?いやー…
城ヶ崎美嘉を纏った佳村はるかは無敵ですね。

ヴィーナスシンドローム

あやっぺかっこええ〜〜〜〜〜〜!!!!!ヴィーナ洲崎!!!!!!

もりのくにから

高橋花林の演技力がバケモン過ぎる。
曲ももちろんいいんだけど、それを最高たらしめた森久保乃々の森がナゴヤドームの中央にあった。
さすがに泣いた。

DJ タイム

ぴにゃか…休もう…と思ってたら DJ KOO 出てきて椅子から飛び上がったわ。ふざけんなよ。休ませろよ。ありがとう。
ってか途中から TRF のライブになってて草。最高。
あの楽しさは現地にいないと共有できないだろうなあ。

まとめ

後半の方の感想雑になってごめん。勢いで書いてるので。

2日間通して、自称楽曲派大満足のセットリストでした。
イノタクと AJURIKA にぶっ刺され、ついでに俊龍に片手間程度に腹パンされるレベルの、濃いダンスナンバーの応酬。
終始身も心も踊らされ、運動不足の身体を極限まで使い切って最高の思いができました。
本当にありがとう。

気になったところもなくはなくて、一番大きいのは音響の悪さ。センターステージの構造の制限なのか大きいスピーカーがなくて、クラブやディスコらしい、内臓に響く低音がなかったのは残念。周りにスピーカーとか置けなかったものか…。
あと早苗さんが2曲ともやってるのに智絵里が干されたりとか、担当Pにとっては憤慨ものの編成の偏りもあったけど、これはコンセプトありきでやってる以上仕方ないと思います。

個人的には、Perfume がアイドルからアーティストへと進化していった道筋(これはプロデューサーの中田ヤスタカに依るところが大きいけど)と同じようなものを、シンデレラガールズが進んでいるように感じました。
2次元コンテンツのアイドルというサブカルチャーの枠を、DJ KOO や TRF というブリッジを経て、一般大衆に受け入れられるアーティストにになっていこうとしているのかなと。
まあその間はいろいろ思うところもあると思うので、適度にお気持ち表明していきましょう。

あと、TRF でみんなが踊り狂ってるのを見て小室哲哉の音楽がミームと化したことを確信しました。
90〜00年代って小室節を受動喫煙してない人いないわけだし、今の J-POP の礎となっていることは間違いないし。
小室哲哉自身は音楽を作らなくなったけど、小室哲哉が作った音楽はこうやって生き続けていくんだなと。
まあ浅倉大介っていう後継者がいるんですけどね。

あ、最後に一つだけ。
終始真顔腕振りマシーンになってた奴、相当数いたけど何しに来てるの???? 一度そのペンライト投げ捨てて腕振り上げてみてください。きっと楽しいので。
シンデレラガールズが変わろうとしてるんだから、『アイドルのライブを支えるため』とかそんな御託は犬にでも食わせて、一度純粋に音楽を楽しんでみませんか?
私が言いたいのはそれだけです。

いやー名古屋楽しかった。私が待望していた生バンドを見に大阪もイッゾ!!!!