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ハクチョウノミズウミ

日記やプログラミングの備忘録などを書きます。雑多なごった煮。

「ITベンチャー就職してえなぁ」となんとなく考えているけど特に何も動いてない人に捧げるエントリ

シュウカツ!終わります!フフッヒ

先日(2月はじめ)に内定のお電話をいただき、就職活動が終わりました。
就活として動き始めたのは去年12月からなので2ヶ月ちょっとという短さでしたが、逆求人イベントに初めて行ったのが6月だったので、それを入れると都合8ヶ月くらいで終わった感じです。内定先はここには書きませんが、業界としては世間一般に言うところの IT ベンチャーです。

ところでちょうど1年前のぼくはこんな感じでした。

1年前のぼく

「こういうところに就職したい!」 // とくになし
「こういうことがしたい!」 // とくになし
「ヲタ活つらいし東京行きたい」
「ってか就職したくない」
「不労所得」 // 5000兆円

5000兆円

今考えるとこいつゴミすぎる。双葉杏ですらアイドル活動しているのに。

自分でもこんな堕落しきった大学生がいかにして1年で内定を勝ち得るまでに至ったのか謎すぎるので、当時のいろいろな履歴を掘り起こし、時系列で自分の動きをまとめて、俯瞰してみようという気になり、ブログのエントリとして書いてみることにしました。
ついでに当時のぼくみたいな「ベンチャーってめっちゃ聞くし行ってみたい」「スーツで働きたくない」とは思いつつも特に何も動いていない大学生あたりに参考になればいいな(こっちが主目的)。
「なげえよ」って思ったらすっ飛ばして要約から読んでください。

就活記

1年前のスペック (2016年2月)

  • N大学工学部 情報系学科
    • 同大学院への進学が決定済み
  • 卒業研究は頑張った
    • 自治体の災害対応業務のデータ分析
    • 先生が突然消えたので研究室移籍を検討
  • 開発経験ゼロ

2016年2月

卒業研究がなんとか終わる。

間借りしていた研究室でやっているのは通信系で、応用系がやりたかった自分としては興味はなく、別の研究室への移籍を考え始める。
2015年末時点でここらへんの研究室がいいと目星はつけていたものの、先生へのアプローチとかなんにもやっていなかった。

2016年3月

卒業論文を持って某研究室へ移籍加入のお願い(自分を売る)。

決めた理由は表向きには「GIS (地理情報システム)を使っているという点で関連を感じたから」ということだったけど、実際卒業研究では GIS を 1ms も触っていない。「キツくなさそうで面白そうなことやってる」くらいだった。
無事了承され、研究室移籍。
ちなみに年度終わりギリギリに移籍先決定はとてもよくないことなので……やめようね!

2016年4月

修了研究がアサインされる。

遠隔医療システムのフロントエンド開発を突然任され、今まで経験のなかった Java プログラミングの道へ。昨年度までは先輩がシステムを全部開発していたらしくビビる。
今年度はもう一人の同期(幸いにも入学当初からの友達だった)が GIS を使った Web アプリケーションを、自分はタブレット端末(当初は Google Nexus 7 で、今は Huawei Qua Tab 02)で動かすアプリケーションを作成することになる。
タブレットBluetooth を使ってリハビリ機器からデータを取得、結果を SQL サーバ(Windows Server 2012 / Windows SQL Server 2012)に転送、Web アプリケーションで SQL サーバ内のデータを表示する、という感じのシステム。SQL にデータを入力する必要があるのでのちのちサーバサイド(PHP)も書いた。

2016年5月

ド素人なのに研究室内のネットワーク管理を任される。

研究室内に開発用 GIS サーバ環境が必要だね、という話になり、ワークステーション(DELL Precision M3800)に IP アドレスを振ったりあれこれして構築。結局誰も使わないので言質を取った上で自分用の開発環境をセットアップ(Android Studio とか)。今も自分以外誰も使ってません。20万のマシンが泣くぞ。
ちなみに固定 IP を振りたいのに基幹からLANケーブルを挿せず(ポートがない)、古いルータをブリッジモードにして苦労してセットアップしたのに、これが原因なのか最近ループが発生してネットワークがおかしくなったので、晴れて USB-LAN アダプタが導入されました。最初からこれ買ってくれればよかったのに!!

2016年6月

上のとは別のアプリケーションを開発。

SQL サーバからデータを取ってきて表示するだけのアプリ。半分 Android の勉強を兼ねていたので、いいチュートリアルになったんじゃないかと思う。途中から先生に「プッシュ通知欲しいよね」と言われたからひぃひぃ言いながら Google Cloud Platform とか使って1週間かけて実装。全体では2週間(50時間)くらいかかった記憶。元々センスはないので遅さについては咎めないでほしい……。

ここらへんで Android 開発のなにかしらに触発されたのか「ベンチャー系いいよね……」となってくる。別大学に進学した高校時代の友人が同じく情報系専攻なので軽い気持ちで Twitter のリプライを飛ばすと、サポーターズ登録してるよと話をもらう。

supporterz.jp

今思えばこれが転機だったと思う。ちなみに当時の自分は

ふむふむ
自分どこに就職したいとかはっきり決まってないんだけど、やっぱり(未来がなくても) ベンチャーがどうしても気になってしまうみたいだから使えるかも
家帰ったら登録してみるわ、サンクス!

too 呑気。
登録して経験言語とかPRとかを埋めてから1週間後くらいに担当の方から連絡があり、「逆求人イベントに来ませんか」と誘われる。そういう場に行ってる人はヤバいやつ(こなみ)という印象しかなかったので「うわあ行きたくねえなぁ」と思いつつ新幹線代が浮くからと参加を希望。
その際に「facebook やってないならやっておいた方がいいよ」と言われ、作って数年放置していた facebook アカウントを稼働させ始めた。これがのちのち伏線になる。

2016年7-8月

修了研究のアプリケーションを開発。

6月の時の経験が活きたのかさしたる苦労もなく2ヶ月程度で開発完了。雑なアプリだけど人に見せられる程度にはできた。
元々「秋頃に学会発表しよう」という話だったのでここまでの進捗をまとめて電子情報通信学会のソサイエティ大会に応募。並行してヒアリングに行って理学療法士に実際に触ってもらい、フィードバックをもらった。

7月

サポーターズの逆求人イベントに参加。

「プレゼン資料を作ってきてほしい」との話だったので作成。今見返すとゴミみたいな資料。父親の 2way PC を持って東京に向かう。車中かえりたみが増して死にそうだった。
場所は渋谷ファーストプレイスにある Voyage Group 本社。渋谷で初めて降りたしファーストプレイスとか初めて来たし CyberAgent が同じビルだし中めっちゃ綺麗だしヤバい。かえりたみが一層増した。
学生15人と企業8社だったと思う。最初に自己紹介をしたところ「プロコン強者でシリコンバレーに行ったマン」とか「学生を応援する Web サービス運営してるマン」とかいてもうね……。
だってこっちは「ベンチャーで働きてえなー(ハナホジー」レベルなわけで、大学入ってから、あるいはそれ以前からプログラミングを嗜んでいてアプリリリースしたマンとかプロコン成績ヤバいマンとかと対峙したらはかいこうせん1確なわけで。正直ビルから飛び降りたいなって思った。
でも頑張った。研究のことと「将来こんなことがしたい!」ってことだけ書いたパワポを片手に必死に喋った。楽天の人に変な顔をされた記憶が鮮烈に残ってて今でもたまに思い出す。

でもその中でぼくを、なんのスキルもない自分のことを評価してくれた会社がいた。

www.a-tm.co.jp

エイチームの人事担当の方とはまずサッカーのことで話が合い(パワポに「趣味: アルビレックス新潟の試合観戦」と書いておいたら向こうがジュビロ磐田サポーターだった)、自分の目標を「サービス志向で会社と合っている」と言ってくださって、インターンの選考パスをくれた。めっちゃ嬉しかった。

2週間後、インターンの2次選考のために品川の東京支社へ。

ほんとは Skype 面接もやってて(東京に来ても結局名古屋本社とテレビ会議になる)、新幹線代を出してくれた母親には大変申し訳なかったのだけど、今思えばわざわざ東京まで来たというのも熱意を伝えるピースになったのかもしれない。
Ruby on Rails を使うと言われ、経験はなかったけどこれからがんばります!と言ってとにかく参加意志を伝えたところなんと合格。ここらへんはなんか特別な力が働いていたんじゃないかと思う。 その後は、研究・学会発表の準備を並行しながら Rails を勉強。あってないような夏休みを過ごす。ちなみに Rails Tutorial を完全になぞる感じで勉強した。

8月

facebook を始めておいたのが活きる。

9月のインターンに向けて Rails を勉強しつつ、詰まったところをメモしてブログにまとめて、ついでに facebook にも通知していたところ、

careerselect.jp

キャリアセレクトのメンターの方から声がかかり、サポートしてもらうことになった。
ここもサポーターズと同じくエンジニア志望の学生向けに逆求人イベントをやっているところだけど、学生それぞれに担当がつくところが特徴だと思う。
こちらからも逆求人イベントに誘ってもらったものの、直近はイベントが詰まっていて参加が難しかったので10月下旬の回に参加することにさせてもらった。

2016年9月

インターンと学会をこなした夏休み。

インターン参加にあたって親にねだりまくって MacBook Air 13-inch (Mid 2015) を買ってもらった。ほんとは Pro が欲しかったけど……。

10日にエイチームの2day web インターンシップに参加。周りは Rails 経験者も結構いたけど意外に初心者もいてちょっと安心した記憶。ご飯が美味しかったし楽しかった。レッドブル飲みながらキーボードを叩くという夢が達成された。
詳しくはこっちにまとめてあります。

albno273.hatenablog.com

この時に「エイチームに就職したい!」と強く感じた。

22日には電子情報通信学会ソサイエティ大会にて発表。わからないなりに開発して形になった成果ができて嬉しかった。初札幌で初北海道で初飛行機だったけどもう飛行機はいいや。次はグランクラスで行きたい。
これも詳しくはこっちに。

albno273.hatenablog.com

これで怒涛の8−9月が終わり、大学も後期に突入。夏コミ行きたかったなぁ。

2016年10月

研究が一段落したので後輩の卒研指導にあたる。

本音を言えば半分燃え尽きてしまって研究触りたくなかったというのもある。1年間の目標を半年で達成してしまった感じで、今後の目標も特に立てていなかったので……。

23日にキャリアセレクトの逆求人イベントに参加。ここで初めて内定をもらう某社と出会う。
人事の人が種田梨沙に似てるなぁというのと、本社所在地が浜松町!?文化放送の向かいやんけ!という点でちょっと興味が湧く(声豚特有の思考)。
というのは半分冗談で、 IoT を軸に事業展開しているというので、イベントで面談した中ではかなり自分に合ってるなと感じていた。
直後にメールをもらったので会社説明会を予約。

2016年11月

研究全然進めてない!ごめん!

この時期研究室で何やってたか全然思い出せない……論文探して周りのプログラム組む手伝いしてたくらいしか……。

上旬に某社の説明会に参加。一応と思ってスーツ着ていったら私服と半々でちょっと後悔した。
当初は説明会行ってからエントリーしようか考えようと思っていたけど、その場で筆記試験を受けられるとのことだったのでエントリーを決めて受験。内容はある程度覚えているけど非公開なので墓場に持っていきます。

11月中は選考フローにしたがって面接2回(Skype)、プログラミング選考まで。
Skype 面接のときは横に VS Code を開いて志望動機と長所・短所だけをメモっておき、そこだけはスラスラと言えるようにしておいた。IT 系は Skype 面接 OK なところがほとんどなので、無駄な時間とお金がかからなくてありがたい。
プログラミング選考は自由課題だった。一緒に提出するリファレンスを頑張って作ったので、それが評価されたのが嬉しかった。

2016年12月

研究……?知らない子ですね。

この2ヶ月なんもやってないように見える(実際やってない)けど、前期のうちに頑張ったご褒美だと思っているので怠慢でもなんでもないと思う。むしろ就活を進める上で有利に働いたと思うので、研究はさっさとキリの良いところまで進めるのがベター。

就活の方は当時本命だったエイチームにエントリー。インターン参加者対象の特別選考で適性検査がパスだったので Web プログラミングテスト、1次面接(Skype)まで通過。
プログラミングテスト は反射的に C で解いてしまったけど JavaScript で受け直させてほしい……。

某社は最終選考を本社でやるから東京に来る機会があったら、とのことだったのだけど、12月中は東京に行く用事がなかったのでひと休み。

2017年1月

研究は……うん……。基本的には後輩を手伝っていたので何もしてないってこともないと思う。

某社から連絡があり、1月下旬に最終選考会を行うのでぜひ参加してほしいとのこと。交通費が出てしかもホテルまで手配してくれると聞き「ベンチャー……すげえな……」となる。

エイチームは2次面接の連絡が1月上旬で1月中は面接日程が空いておらず結局2月にずれ込むことに。

そして1月下旬、某社の最終選考に参加。
正直この日までエイチーム本命で考えていたので、社長に志望順位を聞かれ、返答に困る。
志望順位については研究室でも話題になっていて、「嘘でも1番ですって言ったほうがいい」という感じでまとまっていたのだけど、自分としては嘘を言うのはよくないなと思っていたので、正直に「1位ではないです」と答えた。
これが正しいかはわからない。けど、1位って言っておいて内定もらって蹴るっていうのができないと感じたので(当時はエイチームから内定をもらったら蹴るつもりだった)。

そのあとは懇親会に参加させてもらい、社長にお酌されたりいろいろあって、0時半頃に早抜けしてホテル着した頃には、「ここから内定をもらったら承諾しよう」と完全に意識が変わっていた。
決め手は人の雰囲気だった。だって生きてるとなんにしても人と交わるわけじゃないですか。 ましてや一緒に働く人なんて1日の 1/3 を一緒に過ごすことになるわけで、その相手が居づらいなぁって人だったら、いくら好きなこと仕事にしてたって楽しくないし。
なので、面接で話した人全員がぼくの名前覚えてくれてたのとか、すごく自分によくしてくれたのが積もり積もって、順位が入れ替わった感じ。
ちなみに翌日はホテルで9時までぐっすり寝たあと品川で二郎食って帰りました。

面接後1、2日くらいは「絶対受かったわ」と謎の自信を見せていたものの、3日経つと途端に不安になり、受かった時と落ちた時それぞれの行動をシミュレーションしてはいたもののやっぱり落ち着かなくて写経代わりにプログラムを書いていた。

qiita.com

こんな感じでそわそわと過ごしていたところ、2月4日に内定の電話をもらい、その場で承諾。 ちなみにその日はエイチームの2次面接だったので、直前でキャンセル出来ず申し訳なくなりながらも受験。数日後にお祈りメールをいただく。
以上で晴れて就活が終了。

就活記おわり。

ようやく要約

くっそ長い(今確認したら6000字以上あった)就活記を読む気のない人に自分の就活がどんな感じだったかまとめると

  1. 友人に紹介されてサポーターズに登録
  2. サポーターズの人に言われて facebook を始める
  3. サポーターズの逆求人イベントに参加
  4. エイチームインターン参加決定
  5. インターンに使う Rails の予習ログをブログに書いて facebook に流していたところキャリアセレクトの人の目に留まる
  6. キャリアセレクトの逆求人イベントに参加 某社と出会う
  7. 某社から内定をもらう

という流れでした。今振り返ると奇跡がチェインして内定に繋がったんだなという感じですし、本当に人に恵まれていたなと思います。
無駄なことなんて一つもなかった。

やっておくべき(だと思う)こと

逆求人イベントに参加する

自分はサポーターズとキャリアセレクトに登録しましたが、この手のイベントを企画する企業はたくさんあるので、自分にあったところを探して参加するといいと思います。
自分はこれで企業をたくさん知れたし、きっかけになったし、意識を変えることができました。
例えば6月に参加したサポーターズのイベントではエイチームインターンに参加するきっかけができたのはもちろん、一緒に参加してる学生の凄まじさを目の当たりにして自分の立ち位置を確認することができました。
結局はこんな奴らと椅子を争うことになるわけなので、じゃあ自分がこいつに勝てることってなんだ?何をすればいいんだ?というのが意識的になると思います。
それからイベント1回あたり5回以上は企業に対してプレゼンをすることになるので、数をこなすことで対話力を鍛えることができるし、自分の「どんな会社に行きたいか?」という軸も明確になります。最初の頃は何がしたいのかが自分でもよくわかってないし伝わらないしでグダグダでしたが、回数をこなすごとに能力も自信もついていくので、与える印象も良くなっていくはず。

登録はじゃんじゃんしていけ。タダだし。参加もどんどんしていけ。タダだし。

やったことは発信しろ

自分は元々文章を書くのが好きなのではてなブログを始めて、facebook も再稼働させたのが功を奏しましたが、形式はなんだってかまわないと思います。とにかく自分が何をやっているのか、その成果を公にしておくのが大事です。
これは研究発表の時にも感じたことなんですが、いくら何を生み出していても、それが10だろうが100だろうが、伝える時に1しか伝わらないとそれは1としてしか見なされないんです。それが0であれば「やっていない」と同義なんです。
今では公開する手段がたくさんあって、たとえば王道を往く GitHub、Qiita、はてなとか Livedoor とか Ameba のブログ、あるいは個人サーバに Wordpress で立てるとか。形式は問わないので、「成果見せて」と言われた時にこれです!バァン!って出せる媒体 があるといいなと思いました。

なおぼくは今でも恥ずかしくて GitHub のリンクはあまり公にしてません。

学校はあてにするな

別に学校の就活対策が的外れというわけではないのですが、ぼくのいる大学みたいな国公立だとなおさら、経団連のスケジュールに沿って就活が進む学生の割合が多くなります。 彼らは3月から就活スタートですが、IT 系の企業は12月くらいから独自に採用活動を進めているので、調べる気すらないとマジで痛い目を見ます。逆求人イベント等に参加して知識を得ていれば問題ないので、とにかく早めに動くのが吉。ちなみにぼくの大学はこれからヒアリングと合同説明会が始まるらしくひええってなってます。

まとめ

関わってきたすべての人に感謝。
奇跡は起きるものじゃなくて自分と周りの人で起こすものなんだなって実感しました。

今年1年研究頑張って来年春から圧倒的成長します!!
(圧倒的成長って言葉死ぬほど嫌い)

これから就活を始めるであろう新B4・M2の人は頑張ってください。自分の頑張り次第で道はいくらでも開けます。
これを読んでくれたら Twitter に感想もらえたら死ぬほど喜びます。

なんか啓発系の意識高い感じになってしまった……ちんちん!!